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ケアンズは無事!史上最大サイクロン通過

多くの皆さまからオーストラリア史上最大のサイクロンのご心配を頂いて
おりますので、ここに状況を記します。

1) ケアンズは無事です!万全な準備のためか「死傷者」もありません。
  最高時速300kmの突風と波が襲ったはずのケアンズ市内の海岸沿い
  も被害はなく、サイクロンから2日、エスプラナーデのレストランも平常
  通り。皆、いつものように海岸に面するテラスで食事やコーヒーを楽しむ
  姿が見受けられます。エスプラの海岸沿いの芝生や木々もカテゴリー5
  の最大級のサイクロンの後とは思えない位、問題ありません。

  ただサイクロンから2日後の電気や電話は、全地域で正常化しておらず、
  ここCQLAオフィスのあるCBD(中心部)は問題ありませんが、ケアンズ
  を通勤圏とする郊外の住宅地や150kmほど離れた町々では電気や電
  話の復旧は順番に行われている状況。(郊外の我が家は2.5日で電気
  がつながりました!)


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2) サイクロン通過後4日目の2/6にやっとケアンズ市内CBDと近郊は
  平常化したような感じです。こちらは日本の約2.5倍の電圧240V故、
  非常時には安全装置で電気OFFになります。しかし、今回のような広
  範囲の場合、すべての地域をカバーするには時間がかかります。
  サイクロンの翌々日には、停電のない市内CQLAオフィスへ行く途中、 
  メインの道路に電気関係者を見たので「やった!」と思いましたが、そ
  れから我が家の電気復旧まで1.5日かかりました。冷房が使えるので
  2/4(金)&5(土)も市内オフィスへ退避し、自宅の隣人Mattから携帯
  電話で電気復旧を聞き、その夕方、帰宅。近所の各所での自家発電機
  の騒音も平常通り、静かな住宅地対へ戻り、真っ暗だった通りにも街灯
  が灯り、ガレージの扉を電動に戻し、冷蔵庫の再稼働音に安堵。室内
  の明かりをつけ、クーラーを入れ、TVやネット(ワイヤレスなのでOK)
  の接続を確認して安堵!但し、携帯電話以外は電話ラインはアウト。
  現代人が「電力」なしには生活できないのを改めて、痛感した次第。

3) 郊外の高台にある我が家(ケアンズ市内から時速100kmの高速道路
  で約15分の位置)では、2月2日夜21時40分ごろまでは平常通りで
  した。21時40分ごろから、風が強くなり、そして10分後、突然、停電。
  PCもTVも突然切れました。その後、日本の皆さんから「もっと心配メー
  ル」を頂いていたようですが、知るよしもなく、2/2(水)のその夜から
  (ケアンズ市内では2/4(木)、我が家では)2/5(土)の夕方まで電
  気のない超不便な生活を強いられました。

4) 直前まで、市内や他の地域での様子をTVで見ながら、我が家の環境
  を考えると大型台風がくるとは考えられないほど、ギリギリまで正常。

  その後、突風はたぶん1時間くらい。まず東側から吹き、次に北側。
  正面にきたときはさすがに両開きのガラスの玄関扉が気になりました
  が何の被害もなし。(我が家は玄関の3mほど手前に、鉄の門とコンク
  リートの柱があり、表に面したゲストルームとバスルームなども全て
  コンクリート製の壁をオーナメントのデコレーションで建設してあるの
  で何かが飛んできても、家を直撃することはないのですが)さすがに
  ガラスの玄関扉が気になり、夜中に一人でリビングルームのソファー
  /二人掛けを引きずり、重たい棚を動かし、防御策をとりました。)
  過去17年のオーストラリア生活で経験したことのないものすごい突
  風でした!

5) それから夜中まで、ラジオの生番組で、各所からのリスナーの電話報
  国で、情報を収集してました。オーストラリアが凄いのは、まずメディア
  (TVおよびラジオ)が自ら、急遽、特別番組を提供し、ずーと「生」の情
  報を流し続けること。それにより、国民の理解と対応が早くなり、政府も
  それを有効に利用すること。停電になってからはラジオだけが頼りでし
  たが、ジュリア首相やアナ・ブライトQLD州知事などが頻繁にラジオに
  出て、状況を国民にレポートするとともに、州や政府の対応をスグさま
  発表。とにかく、連携がよい。政府関係者も緊急対策関係者も何度もラ
  ジオやTVのレポーターに感謝していました。「情報」が如何に国民にと
  って重要か、この国はよく理解して、それを有効に利用しています。
  (ただ英語なので、英語の分からない方にはどうしようもないですが、、)

6) 翌日、外を見ると、我が家の回りは、木の枝が少し折れて、葉が散ら
  かっているくらいでしたが、市内のいたるところはもっと被害が大きく、
  ラジオで無駄に外出しないように警告。2/3は緊急以外は誰もが家の
  屋内にいたと思われます。

  2/4(金)現在、我が家ではまだ停電。電話も2/3(木)はOKだった
  のですが、翌朝、確認したらラインが切れていました。携帯電話があれ
  ば問題ありませんが、通常電話しかない家は困るでしょう。

7) 不思議なのは、ケワラビーチとトリ二ティービーチは停電もないとか、
  、、エッジヒルもウィットフィールドもまだ停電。CQLAオフィスの向かい
  側の二ールも自宅(アールビル)も停電とのこと。どうも停電のパターン
  パッチーです。JCUで教鞭をとるTahaなど「台風のさなかにメールして
  たのよ!」と。トリ二テービーチのフラットの彼女の住宅地回りの環境で
  なぜ、停電しなかったのか?謎?です。

8) 2/4(金)。2日目になっても我が家は停電。ラジオでは市内は電気は
  OKとのことなので、CQLAオフィスが気になるのと、我が家ではインタ
  ―ネットもつながらないので、市内へ移動。途中、道際には大きな木が
  倒れたり、枝が折れたりで、やはり今回の突風の強さを感じました。

  夕方、暗くなる前に帰宅。ところが頼みのラジオが電池切れ。バックUp
  に用意した他の大型CDラジオに電池を入れてみるが、稼働しない!
  まだ日暮れまで1時間あると考え、再度、外出するが、どこも単3電池
  くらいしか残っていない。単3(=充電可能な電池)使用のラジオを探す
  がゼロ。近くの大型ホームセンターのBunningへ行くが同じ状況。但し、
  入口案内のお姉さんが「電池のいらない懐中電灯兼ラジオ兼携帯電話
  順電気」があるという。値段は39ドル、、、。品定めしているとカップルが
  手にとったので’I wonder if it would work’というと、’Yes, it does! Look!’
  というので、まーいいか、と購入。帰り際にあのお姉さんと雑談。「停電
  でやることないから、シャーないから暗がりで回しながらチャージして
  みるわ!私が欲しいのはラジオだから、、」というと「ほら、これ!私が
  デモンストレートで1日充電したのと交換する?」といのうで交換。

9) オーストラリアの郊外の道は「暗い」というのが常識なのですが、街灯
  すらなくなった高速道路を走り、信号機の切れた交差点を通過するの
  はなかなかのスリルです。豪在17年の藤井はオーストラリアの道や
  車の暗黙のルールも理解してますが、旅行者である日本人の皆さま
  にはお勧めしません。Bunningのあと、それでもかすかな希望を捨て
  切れない藤井は、我がFM89.1のラジオ局のある大型スーパーマー
  ケットのビルへと、それからキャプテンクックハイウェイを15分、南の市
  内へと走らせたのですが、とにかく「真っ暗」で車も少ない。雨も強いの
  でワイパーは最強をON。(旅行者の皆さまは絶対にしないでください!)
  
  これで事故にでもあったら馬鹿よねと思いながら、明日の朝では残って
  いる在庫もないかもしれないという思いで2か所を訪問。代替ラジオや
  電池GETは無理でしたが、ナント、某大型 IGAスーパーにランタン電灯
  に使う大型電池が残ってました。ちょうど、電池コーナーで物色中のオー
  ジーのおじさんが同じ大型電池を手にもっていたので’Do you know how
  much is it?’と聞くと1ヶ$9.90と教えてくれました。棚に残るは5つでした
  ので、ランタン電灯2つ分の4つをGET.おじさんが’Can you give me one
  more, please’というので、棚に残る1ヶを渡してあげました。このおじさん
  の家も停電中とのことでした。


10) 確か、ブリスベン洪水からたった3日ほどでした。オーストラリア政府が
  被害のあった国民に「緊急支給金」を出すと決定・発表したのは、、、。

そして、今回のサイクロンYashiの被害者もその対象になるとジュリア
首相が発表したのはサイクロンの2日後。ラジオで聞きました。

オーストラリアではブリスベンの大洪水、ヴィクトリア州でも洪水、ウェス
トオーストラリアでは山火事、ニューサウスウェールズ州では猛暑と異常
気象が続出。(これも私たち人間が地球環境をめちゃくちゃにしてきたつ
けとして、神や自然が私たち人間に警告しているのでしょう!)日本でも
九州の噴火や(牛に続く)鳥の病原菌、、、と世界のあちこちでトラブルが
続出。物事には必ず、理由があって発生します。ですから、やはり人間の
言葉を持たない地球や自然が、私たち、人間に警告しているように思い  
ます。


11) 史上最大のサイクロンによる死傷者はでませんでした。しかし、サイクロン
で避難している自宅で、自家発電の中毒で若者1名が亡くなりました。そう
言えば、今回、停電後、如何に多くの近所の人たちが自家発電機を使って
いるか驚きました。ちなみに値段とそのパワーを調べてみると、現代は小
型・軽量・強馬力ということで、なるほど、皆が気軽に購入する訳です。別
の大型ホームセンターMitre 10で色々と教えてもらい、次回のサイクロン
に備えようと思った次第。女性の力でも、始動できるよい機械があるようで
一連の騒動が終わり、新規入荷ができ次第、購入する予定です。

12) 停電もまさかの3日目になると、さすがに我が家の最新・新品の冷蔵&冷
凍庫でも心配になってきました。「冷凍庫は開けない!」が原則だったので
すが、毎朝、Cheekyがギャーギャーと「お腹がすいた!」とうるさいので、
冷凍していた肉や魚を解凍するためにミニマムで冷凍庫からで仕入れして
居ました。

しかし、まさかの停電3日目(通常のサイクロンではせいぜい1~2時間
以内に復旧します)になると、日本から仕入れた貴重な食品や(エビが大
好物の)Mingの為に冷凍している海老1.5kgやシーフード1kgほか、
貴重な冷凍品が気になり、意を決して、冷蔵庫と冷凍庫の最重要品だけを
市内CQLAオフィスの冷蔵庫へ移動することに決めました。とはいうものの
オフィスの冷凍庫は小さく、ほとんど物が入りません。今は、今後の万一の
ことを考えて、オフィスに冷蔵庫だけでなく、冷凍庫も購入しておこうと計画
中です。そしてTahaに言われたように「停電になったらM&Cも一緒に市内
オフィスへ退避すればいいじゃない?」を真剣に検討しようかとも考えてお
る次第です。

13) ケアンズ市内は、今、救済活動の拠点になっています。

今回、大災害となった地域は、ケアンズから南へ約150kmのTully、
約200kmのCardwell, そしてCQLAがよく小型飛行機をチャーターして
CQLAファンと遠足にでかけたダンク島やミッションビーチ(ケアンズから
南へ130km)だそうです。

すぐに政府の救助が始まっています。トラック110台分/2750トンの
物資や何千という数の部隊(含:防衛庁4000人)が、被災地で活動し、
物資が運ばれています。

政府の補助金もすでに申請は可能となっており、保険会社も迅速な対応
を準備していることをTV、ラジオ、新聞で国民に呼びかけています。

ケアンズでも家を失った人たちに、アコモデーションを供給するなどツーリ
ズム業界が働きかけています。勿論、最初はブリスベン洪水の被害者が
対象でしたが、政府も地方都市も対象を「自然災害を受けた人々」へと拡大
し、緊急対応をしています。

14) 2/7(月)の新聞発表によると、カードウェル、タリー、ミッションビーチの
3つの町では850軒以上の家が家が破壊されたり、屋根が飛んだりと、
住める家ではなくなった状況だそうです。

例えば、東京~静岡まで車での距離が210kmですから、これらの町は
ケアンズとはほど遠い場所での被害です。高速道路を使っても、日本なら
最低4時間はかかるそうですが、同じ距離でも、ハイウェイを時速100km
で(しかも無料)走れるオーストラリアでは、ケアンズの人たちにとって、こ
の町やダンク島の被害は、そんな遠い町の人たちのように思っていません。

週末の新聞には、ミッションビーチの更に南のPort Hinchinbrookという美
しいハーバーの町の写真が掲載されていました。ビーチ沿いの豪邸のベラ
  ンダには、大波に押し寄せられた16mのヨットが打ち上げられ、あと2メート
  ルほどでその豪邸のガラスをぶち破り、大被害になるところでした。

  勿論、そのヨットだけでなく、70隻ほどの豪華ヨットやクルーザーが同じよう
  に丘に押し上げられ、その家のオーナーのモータークルーザーも被害をうけ
  た70隻の一つだと書いてありました。昔、ミッションビーチを行きすぎて、こ
  のハーバーの町へ立ち寄ったときに、豪華別荘と土地がぞろぞろと販売され
  ていたのを思い出します。ダンク島に至っては、あの美しい姿はみる影もな
  く、海岸沿いや島が、大型サイクロンや津波でうける災害の大きさをあらたに
  感じました。

(幸い、藤井は「山派」なのでビーチに不動産を購入するなど考えません。住むのは
「郊外」「高台」と決めているので、津波の心配もありません。とはいえ、インフラ
 がやられると、さすがに困ります。)

2011/02/04(金) | 未分類 | トラックバック(-) | コメント(-)

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