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「ボート難民」の違法な入国と国策

オーストラリアは「自由な国」「資源の豊かな国」そして「世界各国の移民
政策で成功している唯一の国」である。

アメリカなどのように、肌の色の違いで大差別を社会全体が認知することも
なく、マレーシアのように「富」は「中国系」、公務員レベルは「マレー系」
が国家的に貧困なマレー系を守るという国家政策もない。

マレーシアは人種別に一人当たりの GDP が違うのが特徴。例えば、2004 年
の統計の民族別の平均月収 (現在は 1 リンギ= 28 円) は、中華系が 4,437
リンギ、インド系が 3,456 リンギで続き、マレー系は 2,711 リンギである。

ところがオーストラリアでは、外国人労働者ですら、正式なビザをもつ外国
人労働者には、肌の色を問わず最低賃金が厳しく決められていて、国内の
労働基準にもマレーシアのような「人種」賃金差はありえない。

あくまでも賃金の差は「職種」と「経験」であり、むしろ、移民法で(特にアジア
圏の)外国人労働者を安く使う雇用出来ないように厳しく監視されているのが
オーストラリアである。

そんな中、違法でオーストラリアへの移住を目指すボート難民、特に中近東
からの難民が問題となっている。

(この続きは ↓ の read more... を押してください)


もともとは同じイギリスの植民地という背景があるのかもしれないが、オース
トラリアには、マレーシア系の移民も多い。

アジア圏でいうと、従来から、シンガポール系、フィリピン系、タイ系、(ベトナム
戦争後の安定期からは)ベトナム系など、アジア圏の移民も多い。

これらのアジア圏の移民の人たちはは、正式なステップを踏み、移住できた人
たちで、婚姻、学位、ビジネスなど、さまざまな背景でオーストラリアに移住して
いる、または永住権や市民権を習得した外国人たちである。

しかし、近年、南半球の「天国」であるオーストラリアを目指して漂流してくる不
法侵入者とくに、中近東の人たちへの対応が、オーストラリアの国家問題となっ
ている。

某オーストラリア国では、このような不法で侵入したボート難民を本国には送
り返さない。国によっては、即、死刑または重刑に処されることがわかってい
る場合、世界的人権保護の視点から、彼らの将来が決まるまで保護している。

つまり、オーストラリア国内ではあるが、ある地域に保護して、上記のような
正式なビザ取得による移民とは区別して、処遇が決まるまで守っている。

近年、問題となっているのは、この違法(ボート)難民が増加しており、この人
たちがオーストラリア国内になる某島の年民避難所で保護されているにもか
変わらず、「正式な入国」を求めて、避難所の屋根に上り数日間ストライキを
したり、もっとひどいのは思いが通らないために、避難所に放火してトラブル
を起こしていることである。

これが、オーストラリア人、または正式なビザをもってオーストラリアに移住
している外国人であれば、即刻、犯罪人として裁判である。外国人であれば、
間違いなく、ビザを取り上げられ、本国へ送還である。

ところが、この違法なボート民たちは、違法で入国したにも関わらず、処罰も
受けず、オーストラリア人(とそこで働く外国人たちが納める)税金で生活さ
せてもらっているにも関わらず、避難所の屋根でストライキで「速やかなる正
式ビザ」を求めたり、避難所を燃やして、自分たちのフラストレーションをぶ
つけながらも、違法人として処罰もされないという異常かつ許されない状況を
続いている。

オーストラリア政府は、この問題を深刻な問題としてとらえ、南半球の諸国と
の協力や協議を行ってきた。

つまり、このまま放置すると、大きな島国でありながら、南半球で唯一の白人
の民主主義国であり、世界各国の移民がトラブルなく生活し、自然資源の恵
まれたオーストラリアを目ざす中近東の難民たちはあとを絶たない。

何より、それを商売のネタにして、多額の手配料を(その貧しい移民希望の人
たちから巻き上げ)今にも沈没するようなボートでオーストラリア沿岸まで、た
どりつき、そこで(人為的または作為的に)ボートが破壊され、オーストラリア
の海軍や海上パトロールが人命的観点から救助するということが、将来的に
繰り返すことが非常に予測された。

オーストラリアは、今や、世界各国から「住みたい」というあこがれで注目され
る(世界各国の人種が平和に暮らす)南半球の楽園である。

豪ドルがアメリカドルより強くなる経済となり、これには困ったものだが、今
や世界中から移住したい人々の列がつきない。

オーストラリア国としては、違法なボート難民を受けいれ続けることは、国家
のメリットにはならない。税金を投資して、世界難民を救うにも限度がある。

そこで、母国で甘い言葉に乗せられて、高い費用を払い、違法でオーストラリ
アへ向っても、そうは簡単にオーストラリアに移住できないという強い姿勢と
国策を世界に示す必要があった。

近隣諸国とネゴした結果、現在、オーストラリア国の某アイランド(島)で保護
している、ストライキや避難所へ放火して権利をもとめた違法な中近東のボート
難民(約800名)をマレーシアへ送還することになった。

引き換えに、マレーシア政府は、合計3000人の難民をオーストラリアで引き
受けることを約束した。

詳細は未定であるが、マレーシア政府からオーストラリアに送られる難民は現
在オーストラリア政府が保護している、非常に常識を逸脱した考え方や行動を
起こす難民ではなく、ある程度の期間、マレーシアで保護され、一定の基準を
満たしたオーストラリア国への正しい労働力となる移民と考えられている。

マレーシアは、「人権保護」という観点からは非常に疑問視の多い国として認
知されており、マレーシアで保護されている移民たちにはオーストラリアへ移
住できることは天にも昇るギフトであろう。

一方、マレーシアへ送還する数とマレーシアから受け入れる数が4倍近くこと
なることにより、オーストラリアでは物議がかもされている。

ジュリア首相のメッセージは「高い費用と危険をおかして、密輸業者の甘い言
葉を信じてオーストラリアを目指しても、オーストラリアは受け入れない。」で
ある。

つまり、これからオーストラリアを目指す違法なボート民は、人権保護の点か
ら、非常に劣るマレーシア国が最終地点になる、オーストラリアでの権利が違
法に入手できると思うべからず、、、という強いメッセージだ。

ジュリア首相の決定には、確かに賛否両論がある。

しかし、膨大な数の「違法ボート難民」を受け入れて、「英語」教育をうけさ
せ、「仕事」へのトレーニングを受けさせ、難民の家族を「税金」で生活保護さ
せることを、オーストラリア人そして、この国への移住や永住の権利を正式に
そして苦労して得た外国人たちは望まない。

先週末、いつもテーブルランドから新鮮な野菜や果物を売りに来る店オーナー
の老夫婦がこういった「Mika、日本政府が環境を再興するまで、避難所にいる
東北大震災の人たちをオーストラリアで受け入れて、少しでも安らかな時間
を持ってもらえたよいと思わないか?」と暖かい心意気を受けた。

つまり、上記のような違法な中近東のボート難民より貿易国としてもっとも重
要でかつフレンドリーな日本国の苦難に面している友人たちをこの国に招待し
て助けるべきだと、、そして、日本人なら、不法で侵入しているのに、権利を
求めてストライキしたり、施設に放火するような非常識はあり得ないと、、、。

相手の国でお世話になるのだから「豪に入っては豪に従え」は当たり前である。

なのに、違法なボート難民の中には、最初から勘違いする人がいて、それをそ
のまま受け入れるとこの国の将来がどうなるか、、、、

ジュリア首相の対応は100%正しくはないが、違法な業者や人々への強いメ
ッセージにはなる。

マレーシアは、2011年6月1日から、マレーシアに入国する全ての外国人
の指紋を取るそうである。

これが、今回の出来ごととどう関連するかわからないが、不法侵入者を拒否す
るだけでなく、マレーシアでは外国人への規制が厳しくなりそうである。

勿論、正式なビザを取得し、努力の甲斐あっての自分の功績とはいえ、オース
トラリアという国に永住権を持って、安心して暮らせる、この今の我が身が本
当に有り難いと思う。

ありがとう、オーストラリア。



2011/05/14(土) | 海外視点「豪州から日本へ」 | トラックバック(-) | コメント(-)

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